魔法の言葉で二人の間をぐっと近づける

あなたと好きな人の関係が深まっていくにつれて
大きく変化するもののひとつに、言葉づかいがあります。

今回はそんな言葉づかいについて考察していきましょう。

一般的に初対面で出会ったときは、中学や高校の同級生とかでなければ
最初の頃は、まず敬語で話をします。

「ですか」 「しませんか」 「です、でしょう」 といった具合です。
相手への敬意や、好感があるからこそ、敬語で話しかけるわけです。

しかし仲が良くなってからも敬語で話すのは、おかしいですよね。
好感があるというより、よそよそしい印象を与えてしまいます。

あなたも、好きな人からは、敬語で話しかけられるよりも、
友達のように話しかけてもらいたいと思うのではないでしょうか。

心理学でも、ちょっとした言葉づかいで、相手へ与える印象がずいぶん変わることは
古くから研究の対象になっていたりします。

では、心が通い合っている二人の言葉づかいには、どのような特徴があるのでしょうか。
3つの観点から調べた報告がありますので、ご紹介しましょう。


まず一つ目は 「わたしたち」 という言い方が多くなる。

これを心理学では 「共同意識」 と言います。
二人の関係が一体のものになるにしたがって、この共同意識が強まるのです。

たとえば

1 「わたしたちって気が合うよね」 という場合と
2 「わたしとあなたは気が合いますね」 という言い方

どちらのほうがより親近感が強く感じられるでしょうか?
答えはもちろん 「わたしたちって気が合うよね」 の方。

2のような言い方だと、まだ相手との人間関係に距離がある言い方になってしまうのです。


二つ目にまわりくどい言い方がなくなる。

心理学では 「直接性」 と言います。
それほど親しくない相手であれば、「ねえ、今日は外で食事をしませんか」 というように、
相手にうかがいを立てるような言い方をするものです。

でも、親しい間であれば
「何か食べにいこうよ」 「わたし、おなかがへっちゃった」
と直接自分の気持ちや、状態を相手に伝える言い方が多くなるんですね。


三つ目に 「〜してほしい」 と素直に言えるようになる

なにか 「してほしい」 ことがあった場合、
親しくなければ、遠慮がちな言い方なってしまうはず。

あるいは、自分の気持ちを押さえ込んで言い出せないかもしれません。
でも、親しければ 「してほしい」 ことをはっきり言えるようになるのです。

これを心理学では 「能動性」 と言います。


さて、あなたも愛する男性との会話の中で、この三点に注意して話すようにしてみましょう。

「わたしたち」 という言葉を多く使うのであれば、

「わたしたちの趣味って似てるよね」
「わたしたちのデートはこんな風にしたい」

という言い方をちょっとだけ意識して使ってみるのです。
また、まわりくどい言い方をしない、素直に自分の気持ちを相手にぶつけることも大切です。

何でも 「言い合える」 といった関係になれば、あなたと彼の関係はもっと深まるでしょう。
そして、このような言葉づかいに注意しているうちに、自然に

「わたしたちって、いい関係になってきたみたい。前よりずっと理解し合えているみたい」

という気持ちも芽生えてくるはず。
また、相手を呼ぶときには、名前で呼びかけることも大切なことです。

「ねえ」 とか、「そういえばさあ」 などで済ますだけではなく、
しっかりと 「○○さん」 と名前を呼んであげるほうが、相手との親近感が湧きます。

親しい仲であれば 「さん」 づけにする必要もないかもしれません。

最近では、結婚してからも、お互いにあだ名で呼び合う夫婦も多いようです。
それも友達同士のような親しみがわいていいかもしれませんね。

子供ができる 「お父さん、お母さん」 とお互いを呼び合う夫婦もいますが、
お互いの名前で呼び合う方が、きっと相手を見ていると感じてもらえるはずですよ。


◆まとめ
わたしたちと言う。まわりくどい言い方をしない。素直に自分の気持ちを伝える。
それだけで彼との関係が、いまよりぐっと深くなっていく。




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