横並びの関係から愛される

今、あなたは好きな人といます。
そのときの彼との状態を比べてみましょう。

  1. 彼と肩を並べて歩いている
  2. 二人で向き合って、喫茶店でお茶を飲んでいる

こんなとき、どちらの場合のほうが、あなたにとって
「彼と心が通い合っている」 という印象を強く持つことができるでしょうか?

この二つなら1と答える人が多いはず。
ポイントは、彼との位置関係にあります。

1と2では向かい合うか横並びになるか、という点が大きく違います。


ある心理実験にこんなものがあります。

初対面の人同士を 「向かい合う」 位置関係で雑談してもらいます。
もう一方ではソファなどに一緒に座って 「横並び」 になる状態で、同じように雑談します。

すると、やはり 「横並び」 になって話すほうが、相手への親近感を
向かい合うより強く感じる人が多かったという結果が出たのです。

向かい合う状態だと、どうしてもお互い目と目を見つめ合って話をしなければいけません。
でも、目を見つめ合うというのは、互いに緊張するものなのです。

もちろんビジネスの場や大切な話をしなければいけない時には
目を見つめ合って話をするのは重要です。

たとえば、プロポーズの瞬間とか告白をするときといった感じです。
ほら、あなただって自分の目を見ないまま 「好きです!」 と言われても
その人のことをイマイチ信用できないはず。

「この人、どこまで真剣なんだろう…?」

という気持ちになってくるのではないでしょうか。
でも、これは真剣な話や大切な話のときのお話。

普段のリラックスして、くつろいだ時間を過ごすような場合のときや
初対面のときには、目を見つめ合う環境ではないほうがいいのです。

気楽な話をしているときなのに、じーっと顔を見つめられたら話しづらくなってしまうはず。
ですので、散歩をしたり、食事をしたり、テレビを見たりといったときには
お互いが横に並んでいるほうが、お互いの心が通じ合うように感じられるのです。

横にいれば相手の目を見なくても会話することができますので、
正面から見つめ合って話すより精神的にもラクなんですね。

もし、相手の目を見て話をしたいときには、その時だけ横を向けばいいだけです。
あとは自分の自由にしていて問題ないんですから。

それに、横にいれば気軽な気持ちで彼の肩にもたれかかったり、
腕に手を回したりといったことも簡単にできるので、さらに効果的。

正面から向き合う形だと、どうしても相手と距離が開いてしまいます。
ですから、彼に甘えたいときや触れたいときも横にいるほうがいいんですよ。


彼と永遠の愛を育みたいと思うなら、彼と一緒に散歩をする機会も増やしてみましょう。
散歩のときほど、横並びの心理効果が発揮されるものはないかもしれません。

散歩しながら、ちょっとした話に花を咲かせてみてください。
時には、彼と手を繋いで歩くのも良いでしょう。

日常生活の中に、そんなちょっとした習慣を持つだけでも、
二人の関係はずいぶんと深まっていくはずですよ。

逆に真剣な話をする場合は正面から。
何気ない会話やリラックスした環境では横から。

これだけでも彼との距離はぐっと縮まっていくはずですから覚えておいてくださいね。

ただ、話の内容が話しづらいマイナスな話だった場合。
こんなときは向かい合って話すのに抵抗があるかもしれません。

彼に怒られそうな話、彼を悲しませてしまうような話…
そんな話をするときは、特に抵抗があるはず。

こういうときは 「ハス向かい合う」 という方法があります。
ちょうど彼とあなたの距離が90度になるような状態ですね。

ほら、レストランなどで四角いテーブルに4つイスが置いてあった場合。
隣のイスに座ればちょうど90度ですよね。

これでしたら 「向かい合う」 ほどの緊張感もなく、
ある程度真剣な話もできる状態になるはずです。

ぜひ、試してみてくださいね。


◆まとめ
彼とリラックスした状態で心を通い合わせたいときには、彼と横並びになるのが良い。
真剣な話をするときは 「向かい合う」 か 「ハス向かい」 になるのが良い。




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