自分の嫉妬心と上手に付き合う方法

女性の嫉妬心。

これも度を越すと、男性の心をあなたから遠のかせてしまう原因になりますから、
嫉妬心が強い女性は特に要注意です。

昔の武家社会では、こんな風習がありました。

娘を他家に嫁がせる時には、母親が娘を呼んで、
まず 「女としての心得」 を言い聞かせなければなりませんでした。

「気配りを大切にしなさい」 とか、「毎日の食事の支度は丹精込めてやりなさい」 とか、
そういった日常的な教訓を説いたのです。


そんな教訓の中で、「悋気(りんき)は慎みなさい」 という一項目があったのです。
「悋気」 とは、「嫉妬心」 のことです。

「男性は社会に出て、いろいろな人たちと交じり合って仕事をしていかなければなりません。
社交的な付き合いで、遊郭のようなところへ足を踏み入れることもあるでしょう」

遊郭とは、今で言えば、きれいなコンパニオンさんがいる銀座のクラブのような場所ですが、
そういう場所で大切なお客さんを接待しなければならないときもある、ということです。

「ただし、そういう場所に夫が出入りしていたことがわかったとしても、
決して嫉妬心から夫を責めてはいけません。

あなたの夫にしても、好きでそんな場所へ出入りしているわけではないのです。
あなたのことを愛しているのですから、それを信じて、
あまり事を荒立てるようなことをしてはいけません。

嫉妬に狂ってしまうと夫に離縁されてしまう原因になります」 というのです。

もちろん先にも言いましたように、本当に他の女性を好きになって、
本当に浮気に走ってしまうのは困ります。
そういう場合は、全面的に男性が悪いのです。

ただ、女性が、ささいなことで、いちいち目くじらを立てて、
「わたしという女がいながら、どういうこと」 と責め立てられても、
男性はイヤになってしまうのです。


嫉妬心の強い女性も、心理学では、「支配欲求」 の強い人だと考えられています。
とにかく彼を自分一人で独占していたい、という欲求が強いのです。

しかし繰り返しますが、男性を自分の身勝手な愛情でがんじがらめにしてしまうと、
彼は息苦しくなって、かえってあなたのもとから遠のいていってしまうだけなのです。

嫉妬心の強い女性は、性格的に、他にこんな特徴があるといわれていますので、
ここに列挙しておきましょう。

  • 我が強く、わがままなところがある一方で、「自分の意見」 がない。男性から 「どうする?」 と尋ねられると、「どうしよう、どうしよう」 といつまでも迷い、答えを出すことができない。そんな優柔不断な性格がある。また他人が出した結論には、とにかく文句をつけたがる。
  • プライドが高い。自分は美人で、女性的な魅力にあふれていると信じている。しかし一方で自分自身に物足りなさを感じている。コンプレックスが強い。自分のことを少しでもバカにされると、ヒステリックに怒りだす。
  • 人の悪口を言うのが好き。特に同姓の悪口を言いたがる。

こういう性格的な傾向がある人は
「嫉妬心が強い」 「支配欲求が強い」 と 言われているのですが、
「わがまま」 「プライドが高い」 「人の悪口を言う」 ということだけをみても、
これは男性から敬遠されてしまう原因に十分なりますね。

とにかく、ここにも、「自分への自信のなさ」 が心の奥底にはあるように思われます。

自分に自信がないから、彼の愛に確信がもてない。
彼が自分の方を見ていないように思えてくる。
自信がないから、それを隠すために、プライドばかりが高くなる。

バカにされると、非常に腹を立てる。
自信がないから、他人をさげすむようなことを言う。
悪口を言って、その人より、自分の方が上だと思い込もうとする。

自分に、もっと自信を持ってください。
それが彼から 「永遠に愛される人」 になる出発点でしょう。


最後に嫉妬心について付け加えておきましょう。

度を過ぎた嫉妬心は、彼からイヤがられる。
でも、ちょっとしたヤキモチ程度なら、男性からはかわいらしく感じられます。

笑顔を作りながら、明るくふざけた感じで、「浮気をしたら、ゆるさないわよ」 という程度なら、
彼も笑って、「浮気なんてしないよ」 と答えられます。

大切なのは笑顔と明るい雰囲気、これがあれば、嫉妬も女性の長所のひとつになるんですよ。


◆まとめ
度を越した嫉妬心は、彼の心を遠のかせる原因になる。
しかし笑顔と明るい雰囲気が漂う嫉妬心であれば、男性からは好感を持たれる。




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