男は働けばいいと思ったら大間違い

今回は、ある夫婦のお話を通じて男女の愛情表現の違いを知るでもお話した
1回の出来事は1点であり、30点にはならない女性心理についてお話しましょう。

夫が医者で、妻が専業主婦の一般的な家庭がありました。
夫はさすがに医者だけあって大金を毎月稼いできます。
もちろん妻もそのお金で楽しんだり裕福な生活を過ごすことができています。

でも、この二人の夫婦生活はとても幸せなものではありませんでした。
そんな夫婦のお互いの言い分を聞いてみましょう。

妻 「私は夫のためにあれこれ尽くしてきたのに、彼は私を無視するんです」
  「夫は仕事のことで頭がいっぱいで、私のことなんて全然きにしてくれないんです」

夫 「でも、僕が一生懸命仕事をして稼ぐから家のローンだって払えるんじゃないか」
  「時には豪華なバカンスだって楽しむこともできるじゃないか。幸せなはずだろ?」

妻 「もし、あなたに愛されていないなら、大きな家もバカンス旅行も全然うれしくない」
  「私はいつもあなたに気にかけてもらいたいの。そのほうがよっぽど嬉しい」

夫 「自分だけが何でもやってて、僕は何もやってないみたいな言い方をするね」

妻 「そうよ。私はいつもあなたのためにたくさんのことをしてきた」
  「料理も作るし掃除も洗濯も全部私が一人でやってきたわ」
  「あなたがすることはたった一つ、仕事だけじゃない」
  「たしかにそのおかげで食べていけることには感謝してるわ」
  「でも、そうだからといって他は全部私にやれっていうの?」


この夫婦の男性は、お医者さんなだけあってお金もたくさん稼ぎます。
でもその分たくさんの時間も仕事に取られてしまっています。

彼はいままで愛する妻と子供達のために一生懸命働いて高収入を得て、
豪華な生活を維持してきた誇りがあります。
でも、彼には妻がなぜ不満に思っているかを全然理解できなかったのです。

彼の中には自分が仕事で今よりもっとたくさん稼いでくれば、
その分だけ家庭で妻を喜ばせるためにあれこれ気を使ったり
用事をしたりする必要はなくなってくると考えています。

月末の多額の給料だけで、30点ぐらいは稼いでいると信じているんです。

でも残念ながら、彼がいくら多額のお金を稼いできたとしても
それは妻からみれば1点にしかならないことなんて思いもよらないんですね。

彼は仕事を頑張れば頑張るほど、妻が不幸な気分になっていくことに気づいていません。
残業をし、たくさんの時間を仕事に使えば使うほど、それをカバーするために
彼女は家庭内の用事をもっと多くしなくてはならなくなってしまうんです。

彼女は数多くの仕事をして、二人の家庭生活や夫婦関係をうまくやっていくために
自分の時間やエネルギーを消耗していくうちに、自分には夫のたった1点に対して、
彼に30点もの点数を与えていると感じていってしまいます。

これが彼女を不幸な気分に陥れて、いらだたせることになっているんです。

こうして家庭生活に時間やエネルギーを使えば使うほど
自分がやりたいこともできなくなってしまうので、
後々に損をしていると感じていくようにすらなってしまいます。


一方、夫は夫で
「僕がこんなに一生懸命働いて、多くの貢献(30点分の給料)をしているんだから
妻からもっといろいろなことをしてもらわないと割りに合わない」 とすら考えています。

こうした男女の採点基準の違いが、お互いの気持ちを
少しずつ遠ざけてしまうことにもなってしまうんですね。

今回はここまで。
次回は今回のパターンの解決方法をご紹介していきますね。


◆まとめ
男女の採点基準の違いが徐々にお互いの気持ちをすれ違わせる。
仕事をしているだけで妻が満足すると思ったら大間違いであることに気づく必要がある。




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